日時:6月1日(土) 10:30〜12:00/13:30〜16:30
場所:いせ市民活動センター 北館いせシティプラザ
JR伊勢市駅 徒歩5分/近鉄宇治山田駅 徒歩10分
・吃音とは
吃音は、「スムーズに話せないこと」で、かつては「どもり」とも呼ばれていました。しかし、吃音によって引き起こされる問題は「スムーズに話せないこと」そのものだけではなく、吃ることを恐れるあまり、話すことに消極的になってしまい、場合によっては深刻な社会不適応に発展していくとされています。そのため、表面的な症状の重さと、心理的な悩みの深さは必ずしも一致しません。だからこそ、周囲の理解が必要とされているのです。
・三重言友会
言友会は、吃音のある人のセルフへルプグループ(自助団体・当事者団体)として、1966年に発足しました。個々の吃音体験を分かち合う「例会」を中心として、会報の発行や吃音に対する理解を深めるためのイベント開催などの取り組みを通して、会員それぞれが「吃音があっても豊かに生きる」ための方法を見つけるべく、現在では全国30カ所以上で活動しています。
三重言友会は、三重県で活動している言友会で、1987年に発足しました。月1回の例会では、吃音体験の共有とともに、吃音のある人が苦手とすることが多い朗読や電話、面接の練習のほか、3分間スピーチなどを実施しています。
これまで北勢を中心に活動してきましたが、今回、南勢地域にも活動拠点を築くべく、この「伊勢・吃音のつどい」を企画しました。「吃音があっても豊かに生きる」ことのできる選択肢を多くの人に広げるために、是非ご参加ください。
・プログラム
10:30-12:00 講演「吃音のある子どもの理解と対応方法」
講師:言語聴覚士 横井秀明(なるみ吃音相談室)
略歴:関西学院大学大学院法学研究科博士前期課程修了。政府系金融機
関勤務後、日本福祉大学中央福祉専門学校言語聴覚士科卒業。
鵜飼リハビリテーション病院を経て、現職。
13:30-14:10 三重言友会の紹介・体験発表
吃音のある人の自助団体である「三重言友会」について紹介しながら、
会員が学校や職場での吃音に関する経験を語ります。
14:10-15:20 講演「吃音のある人のQOL 吃音のある人がよりよく生きるためのヒント」
講師:村瀬 忍(岐阜大学教授)
略歴:米国シラキュース大学言語病理学科修了。筑波大学大学院心身
障害学研究科修了。岐阜大学大学院医学系研究科医科学専攻修了。
平成23年より岐阜大学教育学部教授。博士(医学)。
15:30-16:30 吃音相談会
事前に受け付けた質問に対して、講師(横井先生・村瀬先生)と
吃音の当事者(三重言友会)がお答えします。
*お申し込みの際のアンケートでお書きいただいた相談や質問について、席上で回答させて頂きます。個別での回答をご希望の場合は、その旨をご明記ください。
・参加対象
吃音当事者、吃音のある人(子)の保護者、保育士、幼稚園教諭、学校教職員、
言語聴覚士、一般県民、吃音に関心のある方など、どなたでもご参加いただけます。
お気軽にご参加ください。
・お願い
・午前・午後ともに会場で飲食可能ですが、ゴミは必ず各自でお持ち帰り下さい。
なお、会場周辺には飲食店が多数あります。
・会場の駐車場の数が限られていますので、出来るだけ公共交通機関を
利用してお越し下さい。
・お問い合せは、info@zengenren.orgまでお願いします(担当:田中)。
【複数でご参加の方へ】
できれば、参加される個々でのお申込みをお願いいたします。無理であれば、
こちらで登録させていただきますので、アンケート欄に参加される方の
お名前をご記入ください。
※午前の講演は、申込者多数のため、会場が【多目的ホール】(午後の会場と同じ)に変更になりました。
申込方法 https://www.kokuchpro.com/event/isetsudoi/から事前にお申込みください。
お問合せ info@zengenren.org (担当:田中)わからないこと、質問等ありましたら、お気軽にお問合せください。
主催:三重言友会・NPO法人全国言友会連絡協議会
後援:三重県、三重県教育委員会、伊勢市、伊勢市教育委員会、玉城町教育委員会、
三重県言語聴覚士会、日本吃音・流暢性障害学会